簿記に興味があるけれど、簿記を勉強したら具体的には何に役立つのか知りたいなぁ
教育系Youtuberやインフルエンサーの人たちが「簿記の勉強をしたほうがいいよ」とオススメする中で、興味はあるけれど勉強したら自分の生活にはどのように役に立つのかって気になりますよね・・・!
社会人をしながら簿記の学習を始めて、簿記3級と簿記2級に合格した筆者が感じている簿記を勉強してよかったことをお伝えします。
この記事を読むことで簿記を勉強することによる具体的なメリットが分かります。
簿記を勉強すると、仕事だけではなく実生活にも直結する良いことがあるので、簿記を勉強しようか迷っている人はぜひ読んでくださいね!
日商簿記について
企業や個人事業主は、日々の経営活動(お金の動き)を記録しています。
そして、年度末などキリのいいタイミングで今持っている資産はどのくらいなのか、お金の収支はどのように行われたのかを財務諸表とよばれる書類にまとめています。
財務諸表の作成は、いわゆる「経理」と呼ばれる人たちが担当している仕事ですね!
日商簿記では、日々のお金の動きの記録から財務諸表を作成するまでの一連の流れを勉強します。
簿記の概要は日本商工会議所のホームページにも説明がありますので、興味のある方はぜひ確認してみてください!
日商簿記には1級~3級、簿記初級、原価計算初級といったレベルに分かれています。
その中でも、社会人で仕事経験のある方であれば最初は「簿記3級」にチャレンジすることをオススメします!
簿記3級を取得するメリット3選
簿記3級を勉強すると次のようなメリットがあります!
財務諸表の基本を理解できる
財務諸表には、ある時点においてどのくらいの資産・負債があるかを記載する貸借対照表(BS)と、ある一定期間にどのようなお金の出入りがあったかを記載する損益計算書(PL)があります。
貸借対照表では「資産」「負債」の項目があり、どのようなものが資産や負債に該当するものかを理解することができます。
また、損益計算書では「費用」「収益」の項目があるため、費用や収益についての理解が深まります。
この中でも特に「資産」と「負債」の考え方は個人の生活においても使うことができます!
負債をできるだけ持たないするように心がける生活を送ることで、おそらく資産は増えやすくなるでしょう。
原価償却など簿記特有の考え方が身につく
簿記では原価償却や貸倒れなど特有の考え方を学ぶことができます。
これらは、社会人として知っておいたほうが良い一般知識ですので、簿記を勉強することで自然と身につくところはメリットですよ!
簿記2級へのステップアップにつながる
簿記3級を通して学んだ知識は、さらに上のレベルである簿記2級の試験範囲でもあります。
具体的には、簿記3級では商業簿記が試験範囲である一方、簿記2級では商業簿記と工業簿記が試験範囲になっています。
そのため、簿記3級に合格した後はそのまま簿記2級に挑戦することをオススメします!
筆者も簿記3級に合格した後に簿記2級にチャレンジして合格しています。
社会人が簿記3級に取り掛かりやすい理由
仕事をしながらでも1ヶ月~2ヶ月で合格が狙える
仕事に追われる社会人にとって、資格勉強の期間が長すぎるとモチベーション維持が難しいところですよね。
しかし、簿記3級は1日1~2時間の勉強時間を確保できれば、約1~2ヶ月間で十分に合格が狙える資格です。
私のような短期集中型の人にとっては、取り掛かりやすい資格であると思います。
わかりやすい教材が豊富
簿記3級は毎年10万人以上の受験者をほこる超人気の資格です。
そのため、書籍や資格講座、Youtubeなどの良質な教材がとても豊富なのです!
特にYoutubeは無料のコンテンツなので、お金をかけずに勉強を始められるのは嬉しいポイントですよね。
個人的には、簿記系YouTuberのふくしままさゆきさんが提供している「簿記3級シリーズ」を視聴してみて、簿記の雰囲気を感じてみるのをとてもオススメします!
簿記3級シリーズを何周か視聴して、過去問をちょっとやれば合格できてしまうくらい良質な解説動画です!
まとめ
簿記3級を取得することで得られるメリットは次の通りです。
- 財務諸表の基本を理解できる
- 原価償却など簿記特有の考え方が身につく
- 簿記2級へのステップアップにつながる
また、簿記3級に取り掛かりやすい理由は以下の通りです。
- 仕事をしながらでも1ヶ月~2ヶ月で合格が狙える
- わかりやすい教材が豊富
人生100年時代と言われる今の時代、いつからでも勉強を始めるのは決して遅くはありません。
この機会に1歩踏み出して、簿記3級を勉強を始めてみましょう!